すべてのカネミ油症被害者救済へ(276)11月8日

 ~”大切な人”との半世紀~

人生で出会う人って、どのくらい、いるのでしょうか?
後期高齢者(とっても好きになれない言葉ですが)となると、
つい自分の人生を振り返ることが、日常のすき間で起こります。

今日は仲代達矢さんが亡くなって、一年となる日です。
訃報が伝えられたのは、2日後だったでしょうか。
「幻のかくめい」の取材で、田中直樹さんの撮影開始直前に
無名塾の方のからの。携帯電話でした。
「仲代が亡くなりました。今日中に公表しますので、その前に
稲塚さんにお伝えしたいと思いました」と。
翌月、12月13日は仲代さんが93歳の誕生日なので、
お会いできると思っていました。

仲代さんと出会ったのは、仲代さんが44歳、私は26歳でドラマ
「海は甦える」の助監督の時、1977年春から夏にかけて、
およそ3か月間の撮影期間がありました。
プロデューサーの萩元晴彦さん(テレビ製作の師匠)と仲代さんは
永年友人であり、テレビ界初の長時間(3時間)ドラマの主役、
山本権兵衛(江藤淳原作)を演じたのです。
衣装合わせまでに、時代背景や権兵衛の人となりなどを調べ、
仲代さんから、どんな質問があっても答えられるように備えました。

そのドラマ製作からお付き合いが始まりました。

今日は夕刻から「仲代達矢”役者”を生きる」(2015)上映会を、
東京・文京区民センターで行います。
2012年から3年間に渡って、「授業」「ロミオとジュリエット」
公演、塾生試験、塾生指導などを取材して、
「なんでも撮ってくれてかまわないよ」の言葉に甘えさせて
いただきました。

当たり前ですが、出会った時から18歳の年の差は変わることは
ありません。ですからいつも、最初衣装合わせでお会いした時の
”緊張感”を持ち続けたままでした。

さて今は、厚生労働省食品監視課に来週送る「要請書」(第11回目)
の準備中です。この”やり取り”は、2024年12月から始め、2年に
なります。
”のらりくらり”と意味不明の官僚用語の読み解きに悪戦苦闘して
いますが、継続したいと思います。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(276)11月7日

 ~2027年10月10日 カネミ油症 北九州国際フォーラムに向けて Ⅱ~

昨日もこの表題を掲げながら、触れることができませんでした。
10月10日「カネミ油症 五島国際フォーラム2026」の最後に、
「来年は北九州市で開催したい」と告知しました。
北九州市小倉には、カネミ油症の原因企業であるカネミ倉庫が
あり、今から58年前には、激しい抗議行動が行われ、謝罪と
補償を求める声が高かったと言います。
またカネミ倉庫前に、座り込む人たちも多かった、と聞きました。
しかしながら、被害者の高齢化などから、被害者団体の動きが
鈍くなりました。
そこで今から一年をかけて、カネミ油症被害者の”掘り起し”を
して行くことになります。
8月末に行われた北九州市の検診会場では、地元有志の方々が
被害者の皆さんに声掛けを行い、アンケート用紙を配って
いる姿がありました。

すべてのカネミ油症被害者とは、
既にカネミ油症被害者として国が認定した人、今も認定されて
いない人、カネミ油を食べた親から生まれた子や孫、ひ孫に
到る皆さんです。
まず、被害者として”声をあげる”ことで、将来に向けての”希望”
が感じられる環境を作ってゆく、誤解を恐れずに言えば、
「被害者としても”成功体験”」を築くことが大切と考えています。

一年後の北九州で何ができるか?
今から試されている気がします。

数日前のニュースで、書道が「世界記憶遺産」に選ばれることに
なった、と知りました。
私は高校1~2年頃に、書道部にいて、筆を折り返す手法の”隷書”
(れいしょ)を主に書いていました。
今後練習を重ねて、「カネミ油症北九州国際フォーラム」の
題字を書きたいと思っています。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(275)11月6日

~2027年10月10日「カネミ油症 北九州国際フォーラム」へ~

昨日「カネミ油症被害者救済プロジェクト」の月1回の
ミーティングを行いました。
毎回事前に打合せ項目(レディメ)を送り、90分前後、
集中した話し合いをしています。
今回の主要テーマは2つ。
一番目は、カネミ油症被害者救済のための”国会対応”です。
先日10月28日の院内集会に集まった議員の方々から、
「すべてのカネミ油症被害者救済議員連盟」の萌芽が生まれ
ました。「議員立法」に結び付けるのは、最低20名の国会
議員の参加が必須となります。
では、救済の中身は何か?どのように実現にこぎつけるのか、
その行程は簡単ではありません。

話は変わりますが、現在フジテレビ系で放送中の
「ポリティカルパン」を遅まきながら、1・2・3・5話と
一気に観ました。野木脚本は凄い、です。面白い。
また選挙と議員会館内のシーン(もちろん別物ですが)が
リアルなのです。
私が頻繁に行くのは、参議院議員会館ですが、”臨場感”は抜群
です。B1にある、”タリーズ”(現実)のような場面が今後
登場したらいいのに、と考えてしまいます。

カネミ油症のフォーラムは、五島から北九州に”バトンタッチ”
して、新たに北九州に”拠点”を作るために”注力”したいと
思います。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(274)11月5日

  ~米国の民意の教訓~

米国の中間選挙の結果が明らかになってきました。
上院・下院とも、民主党が過半数を獲得したのです。
ニューヨークの友人と電話で話しました。
「これでイランから撤退することはないから、
何も変わらないかも知れない」と冷静に分析していました。
”物価高”の上に、医療費負担(米国は国民皆保険ではない)
が重くのしかかることになるのである。

友人が付け加えたのは、
「でも”このままじゃいけない”と国民が声を上げたのは
事実で、この民意は”現時点の市民の声”にちがいない」
ということでした。

米国の正義と日本の正義、ここを較べてみる必要があるの
かもしれない、とも思う。

今日午後には、当プロジェクトの今後の”戦略・戦術”会議を
行い、細かく活動プランを精査してみようと思います。
何から、どう手を付けてゆくのか、大事なミーティングに
なると考えています。

カネミ油症被害者救済プロジェクト   稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(274)11月4日

 ~VIVANT 20話を見ましたが・・~

俄かに騒々しくなったのが、TBS「VIVANT]の内容について
です。 このドラマで中で対立する中国の諜報組織「シンシー」
が残虐な拷問をするなど、日本の自衛隊の”別班”とのやり取り
に、中国政府筋も黙っていられなくなったようである。

昨年秋、高市総理の「台湾有事発言」以降、冷え切った日中
関係がベースにあるのかも知れない。
ドラマ自体は”荒唐無稽”な雑な脚本なのだが、何しろ日本と
中国の国名は実名なので、普通はここまで描かないものだが、
TBSの福澤ディレクターは、硬骨の人のようである。

これまで「日曜劇場」の池井戸作品などで実績があるのだから、
局幹部も、ここまで影響があるとは思っていなかった”緩さ”が
あったのだろう。 もしも報道出身の社長だったら、何らかの
アドバイスが事前にあってしかるべき案件にちがいない。
ようやく昨晩20話(11月1日)放送を見たところ、いわゆる
”フィクションテロップ”(この作品はフィクションである)が
冒頭に流れたのは、慌てての対応なのだろう。 また演出名も2名
連記になっていたのも、事態の鎮静化を図る意味があるのかも
知れない。
いずれにしても「VIVANT」は来週8日が最終回となる。

昨日紹介した「院内集会」(10月28日)報告を各新聞メディア記者
に送りました。 メディアとの連携を密に取りながら、合わせて
”理論”構築を急がなくてはいけないと考えています。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(272)11月3日

  ~日本国憲法公布から80年~

日本国憲法が公布されたのは昭和21年(1946年)11月3日、
つまり今日は、日本国憲法公布から80年となる節目の日に
なるのです。
私が最初に”日本国憲法”に触れたのは、1960年代の中学から
高校生の頃でしょうか?
最初は憲法前文の”平和主義”とか、9条の”非武装平和”の印象が
強かったのですが、一番好きな条文は第25条になります。

【25条】
一、すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む
  権利を有する
二、国はすべての生活部面において、社会福祉、社会保障及び
  公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない

深刻な”貧困”そしてカネミ油症を始めとする、さまざまな事柄に
対処できていない現状は、明らかに 高市政権を半世紀以上
さかのぼり、今に至る”自民党政権”の”憲法第25条違反”であると
思います。

10月28日に参議院議員会館講堂で開いた院内集会の報告をさせて
いただきたいと思います。(報告文☜クリック願います)

ご挨拶、ご発言いただいた5名の国会議員の方々、代理でご参加
いただいた7名の議員秘書の方々に御礼を申し上げます。
映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」をご覧いただいたのち、
懇談集会の冒頭で杉尾秀哉参議院議員は、
「すべてのカネミ油症被害者救済を進めるために、速やかに
議員連盟を立ち上げたいと思う」と話され、早速仁比聡平議員の
もとに歩み寄り、ご相談を始めました。
今後各党派の衆議院・参議院の議員の方々に”輪を広げてゆく”
ことが喫緊の課題ですが、何よりスピード感を持ちたいと
思います。

そのために「カネミ油症被害者プロジェクト」がすべきことは、
”世論・理論”を固め、議員の皆さんの”弁論”の支えとなることと
肝に銘じています。

今回の”臨時国会”は土台作り、と考えています。
皆さんのご支援、ご協力をお願いいたします。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(271)11月2日

  ~さあ、これからだ!~ 

昨晩、石川県七尾市「能登演劇堂」から帰京しました。
無名塾公演「わが町」は、無名塾の名前では「能登演劇堂」
で最後となります。残りは今日と明日の2公演です。

仲代さんと無名塾の公演は、いつも秋でした。
9月以降で、稲の「借り入れ」、雪がちらつくこともありました。
この「能登演劇堂」から、各地の公演は、翌春まで続くのです。

「稲塚さん、長年無名塾の部隊を見てくれている皆さんの反応が
頼りなんです。その反応を見てから、全国公演に行く”道しるべ”
をもらうのです」と仲代さんは、公演前のメイクを整える楽屋で
話してくれました。

さあ、これから「カネミ油症被害者救済へ」向けた、行動計画が
始動いたします。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(270)11月1日

~年内の行動計画を練っている~

昨日「第10回高砂集会」が開かれました。
私は無名塾取材のため、オンラインでも視聴できません
でしたが、参加された方々はどのような感想をお持ち
なのでしょうか?
カネミ油症の原因企業はカネミ倉庫(福岡県北九州市)
ですが、そもそもカネミ倉庫に原因物質のPCBを販売
したのは”カネカ”です。そこで昨晩届いた映像資料では、
高砂集会の実行委員会の方々が、カネカの高砂事業所
(兵庫県高砂市)の受付で、”嘆願書”を読み上げ、同書を
係員に渡そうとして、断られるという場面がありました。
毎年「高砂集会」実行委員会では、同じように行われて
いるようでした。
あくまで”継続すること”は大事だと思います。

ただ”カネカ”の責任を追及し、カネミ油症被害者救済の
”列”に加えさせるには、もっと違う方法論が必要では
ないかと感じました。

昨日は引き続き、能登演劇堂(石川県七尾市)で、
無名塾公演「わが町」を取材いたしました。
13時からと17時から、公演初日は2回公演、各2時間です。

米国の小さな町に住む、2つの家族と周りの人々の何気ない
日常を描いています。そして第3幕では、死後の世界と現在
を繋ぐ、”幻想的なシーン”が繰り広げられます。
そこでは、生きること、死ぬこととは?をエモーショナルに
観客に問うのです。

無名塾の主宰者仲代達矢さんは、かつて”塾生第三次試験”の
時に、こう話しました。
「人間は所詮、産まれて、生きて、そして死ぬのだから、
自分が生きるということに、真摯に向き合って欲しい」と。

上演後に、ご覧になった方々に感想をお聞きしました。
「仲代さんの思いが、今日の公演に乗り移っているよう
だった」「これが”無名塾”だ、と思った」
そして、後半の”葬列”の場面では、能登演劇堂の大扉が開き、
傘を差した人々が舞台にやって来るのですが、まじかになる
と急に”カミナリ”が鳴り響き、雨が降るということが、あり
ました。それは偶然のことですが、私は、
「ああ、仲代さんが塾員を“叱咤激励”に来ているに違いない」
と感じました。

さて11月から12月にかけて、行動計画を練ってゆきます。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(269)10月31日

  ~11月にできることを考える~

昨日は能登演劇堂で、無名塾公演「わが町」の”ゲネプロ”を取材。
16名の塾員と塾生と地元七尾市の一般参加のエキストラが、
今日の本番に向けて演じていました。
能登演劇堂は、演劇専門ホールで、舞台奥の大扉が開くのが特徴で
あり、今回も第3幕で開いたのが17時過ぎで、陽が落ちて、紅葉が
始まった樹々がライトに照らされ、幻想的な風景を見ることになる。
扉があくと、冬に近い今の季節の”冷気”が客席に流れ込んできます。

”ゲネプロ”を終えると、雷が鳴り、ひとしきり雨が降りました。
いよいよ本番を迎える朝です。
今日の公演初日は、13時からと17時からの2回公演となります。
舞台公演は、私が長年体験したテレビ番組製作の世界と同じ、
”生放送”です。決められた時間が来て始まると、終わるまで
”一直線”です。

例えは若干違いがあり、当然紆余曲折はありますが、
「すべてのカネミ油症被害者救済へ」の活動も似ているかも知れ
ません。10月28日「院内集会」から始まった”流れ”をどう生かして
行くか?私たち「カネミ油症被害者救済プロジェクト」の”チカラ”
が問われているのだと思います。

明日から11月。
まず残された”臨時国会”の期間内(およそ1か月半)にできることに
取り込もうと思います。
皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(268)10月30日
 ~すぐ動くことが大事!~

一昨日(28日)の院内集会を終えて、夜行バスで石川県
七尾市に向かいました。昨日は能登演劇堂で無名塾公演
「わが町」の”場当たり”の取材でした。舞台台本に添って、
演者の皆さんの動きを確認し、繰り返し、折り返しながら
舞台を作ってゆく作業です。”場当たり”は予定の倍近く、
7時間を越えました。いい舞台、納得のゆく舞台を観客に
お見せしたい、無名塾の主宰者だった、故仲代達矢さんの
教えが貫かれていると感じました。

昨日のブログから、100回を越えるアクセスをいただけている
と知り、嬉しく思います。これからの活動の”励み”になり
ます。昨日は”次の日が大事”と書きました。その言葉通り、
早速国会議員の方から連絡が入り、
「党を越えて、議員連盟の相談を始めています」という
力強い言葉を聞くことができました。議員連盟は”超党派”で
なくては、法案の実現に向かうことは難しいので、今後は
「カネミ油症被害者救済プロジェクト」として、与党、野党
を問わず、幅広く、呼びかけ、働き掛けて行こうと思います。

動き出し”キッカケ”作りはできましたので、何より継続的な
活動が大事になると思います。

今後とも皆様方のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝