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●すべてのカネミ油症被害者救済へ(160)6月26日  NEW!
 ~いま、参議院議員を応援したい~

6月24日(水)昼の永田町駅に着き、地上へ出ると参議院
議員会館前が一番近い。
衆参議員会館前の歩道には、ぎっしりと旗がたなびいていて、
すでに集会が始まっている。さまざまな職種の労働組合の
方々が訴えている内容は、資材の高騰、政府の対応の遅れに
より、”生産縮小や中止”に追い込まれている窮状について
だった。
この日13時から各党派の参議院議員の事務所を訪ね、カネミ油症
の資料を届け、秘書の方と情報交換をさせていただいた。
国会の動きは佳境で、各委員会や勉強会の案内が掲示板に並び、
委員会開催を告げるアナウンスがひっきりなしに聞こえて来る。

残された通常国会の期間は3週間。
とんでもない法案を何としても”阻止”してもらわねばならない。

旧知の議員の事務所に立ち寄ると、議員が在室していて、話すことが
できた。高市総理を厳しく糺す質問と展開力は見事だと思う。
将棋に例えるのはどうかとも思ったが、
「いかにして”詰めることができるのか”期待しています」と
伝え、直近の「第30回油症対策委員会」と「第27回三者協議」を
傍聴し、ぶら下がりで質問したポイントを報告した。

私たちが目指すカネミ油症被害者救済とは、認定被害者の何十倍
(推定数十万人とも)もいる、重篤な症状を抱える非認定被害者の
救済に道を開くことだと考えている。
先日第二次「へその緒検査」(4検体)も民間会社の協力で始まって
いて、9月半ばには結果が出ると思われる。

厚生労働省に5月18日に提出した「要請書」(9回目)の回答は、まだ
届いていない。また20日「三者協議」後に担当者が約束した「へそ
の緒検査機材のありか」について、返事のメールも届いていない。
また今日にも”督促”メールを送らなくちゃ。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(159)6月22日
~第27回三者協議を傍聴・取材して②~

三者協議の傍聴・取材を終えて、20日夜に帰京しました。
大雨の天気模様が気にかかりましたが、”機材到着遅れ”で
30分の遅れで済みました。
東京の夜は小雨でした。

そして昨日は豊島区で行われた「エポック10」の企画で、
「母と子の絆~カネミ油症の真実」の上映会に参加しま
した。2か月ぶりに、大きな画面で見た86分です。
音響もよくて、カネミ油症被害者の声も聞き取りやす
かったです。
ご覧になった方から、
「・・被害者のつらい話の中で時折、海や空の映像が出て
くると、不思議なほど美しく、ホッとする、構成がうまい
と感じました。また作ってください」
「カネミ油症に限らず、被害にあったひとが認定されず、
救済されず、偏見と差別を受けるのは問題だと思いました。
どういう経緯でこのようなことが起こってしまっただけ
でも、広く認知されるといいのではないかと思いました」
「・・周りの方に、”カネミのドキュメント観たよ”と
伝えます」と。

一昨日の「三者協議」後に、”ぶら下がり会見”取材が行われ
ました。厚生労働省健康・生活衛生局の担当者にいくつか
質問をしました。

Q:今日も認定基準の50ピコグラム(血液内のPCDF=ポリ
塩化ジベンゾフラン、カネミ油症の原因物質)の話に終始
しましたが、そもそもこの認定基準には、法的根拠がなく、
母親が”毒の油”を食べ、その子や孫にカネミ油症の症状が
あれば、”カネミ油症被害者”と言えるのでは?
A:認定基準に法的根拠はありません、
 とあっさり認めました。しかし
 被害者の認定には、科学的な判断が必要です、とかたくな
 に従来からの説明を繰り返しました。

「法的根拠がない」まま、50ピコグラムが認定基準となって
いることは、あってはならないことだと思います。
”認定基準”を廃棄すべきです。

Q:今回民間で2度目の”へその緒検査”を4検体で行います。
 結果が出ましたら、国と九州大学にお伝えします。
 国と九州大学油症治療研究班が、へその緒検査を途絶させ
 ましたが、今も検査の機材はあると、昨年課長補佐だった
 方にお聞きしましたが、確認できますか?
 国でへその緒検査を行う体制があると思いますが・・・
A:私はそのような(検査機材がある)申し送りを受けて
 いませんが、至急確認して、ご返事をメールいたします。
 (国が「へその緒検査」を再開するかについては答えず・・)

2024年12月に「へその緒プロジェクト」と映画「母と子の絆~
カネミ油症の真実」と合同で、厚生労働省の担当者に「要請書」
を9回送り、現在9回目の回答待ちの状態です。

今回「三者協議」会場の廊下で立ち話をした際、
「『要請書』の回答を待っていますが、なお遅れるようでしたら、
10回目をお送りさせていただきます」と伝えました。

カネミ油症被害者救済への道は、まだまだかもしれませんが、
一歩ずつ近づけて行きたいと思います。

カネミ油症被害者救済プロジェクト 稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(158)6月21日 
~第27回三者協議を傍聴・取材して①~

昨日行われた「三者協議」は、毎年1月と6月に開かれています。
会場は福岡県第2合同庁舎(博多駅からタクシーで5分)。
3者とは、
1)厚生労働省と農林水産省の担当者
2)カネミ倉庫(カネミ油症の原因企業)
3)カネミ油症被害者全国連絡会(認定被害者)のことです。

報道(福岡・長崎の放送局と新聞メディア)は会議の”冒頭撮影”と
会議中は別室でモニターで視聴、会議終了後に”ぶら下がり”取材と
いう流れです。

9時30分から始まった「三者協議」の冒頭、全国連絡会から国
(厚生労働省)に対し、「株式会社カネカに対する要請書の送付
について(依頼)」文書が渡されました。
カネミ油症が起こった1968年、ライスオイルに混入したPCBを
製造・販売したカネカも被害者と向き合うべきとの内容でした。
この件については改めて、後日触れたいと思います。

そして今回も体調不良のため会議を欠席したカネミ倉庫加藤大明
社長がオンラインで登場し、挨拶しました。
オンラインの音声が聞き取りづらかったのですが、
◆現在リハビリに専念していて、次回2027年1月の「三者協議」
 には参加したい。
◆カネミ倉庫として、これまで通り、認定被害者に対し、できる
 限りのことをしてゆきたい。
と述べました。映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」で、「三者
協議」後に、取材してから3年が経過しており、オンラインの画像を
見る限り、ようやく加藤社長の意思が垣間見えたと思いました。

昨日取材に来たのは、共同、朝日、毎日、読売、西日本、長崎、
NHK福岡、長崎放送などで、昨晩から今朝報道されたのは、
「カネミ倉庫から認定被害者への一時金(毎年5万円)が、6万円
増額される」ということです。確かに具体的に伝える価値はある
ことですが、実はここ5年間取材した私としては、カネミ油症被害者
の”本質的な救済”には及んでいない、国の対応に”スピード感”がない、
と感じるところです。
今回久しぶりに「三者協議」に参加された方が話されたご意見は、
実に”まっとう”なものでした。
「何年かぶりにこの場に来ました。カネミ油症被害者認定基準の50
ピコグラム(ダイオキシン類の血中濃度)というのは、無理な数字。
これまで『三者協議』から帰る時は、諦めの気持ちになりました。
今日も同じだと思います。次世代(子や孫)の救済は無理なのか?
と思わずにいられない。この場の話はどうでもいいことばかりだ」と。

数年前、涙ながらに切々と辛い家族、特に娘さんの被害状況を語った
広島の方も亡くなり、この「三者協議」にはいません。

全国連絡会のメディア向け会見が開かれ、運営委員の5名の方々が、
「三者協議」をふり返って話をされました。
未認定(非認定)被害者(カネミ油を食べ、重篤な症状があっても、
50ピコグラムに達しないなどの理由により、一時金も医療費の救済
を受けられない方とそのお子さん、お孫さん)救済のために、”政治
の場”に持ち込みたいという内容でした。
では、いつ、だれが、どのように行動してゆくのか?
”正念場”こそ、いま”、なのだと思います。 (つづきます)

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(157)6月20日 
~第30回油症対策委員会を傍聴して

西から大雨です。
6月19日(金)14時から、第30回油症対策委員会が博多駅内で
開かれました。

「第30回油症対策委員会」(6月19日・博多)

報告するのは九州大学皮膚科教授、中原剛士さん。中原さんは
九州大学ダイオキシン研究センター長及びカネミ油症治療研究班長
でもあります。

休憩を挟んで、約3時間では、この半年から1年のカネミ油症治療研究
の成果が報告されます。
カネミ油症事件が行ったのは1968年ですから、今年58年が経過して
います。私たち報道の立場は、部屋の後方に位置し、傍聴するのみ、
その場で質問はできないというルールなのです。
次々と14の”研究成果”が中原班長から語られ、被害者
(カネミ油症認定患者)の方からの数々の質問に答えるのを、
ただただ見ているだけでした。

淡々と、議論が広がることも、深まることなく、終了しました。
かつては(4~5年前)、カネミ油症被害者の方が、ご自分の家族や
友人たちが苦しむ様子を滔々とお話し、お聞きする時間がありましたが、
その方々はもうこの場に来てはいません。残念です。

会の途中、私は大江健三郎さんの小説の一節を思い出していました。
「本当のことを言おうか?」それは、建前と嘘で塗り固められた
この社会・世界にアンチし、抵抗し、闘う若者たちが発する”言葉”でした。
「万延元年のフットボール」(1967年)で主人公の鷹四が叫びます。
私が読んだ同時代、高校2年の時、新刊を買い求めて読んだ記憶が
あります。“鮮烈”な言葉でした。

今日は「三者協議」がまた豪雨の博多で行われます。
また「本当のことを言おうか?」を想起するのでしょうか?

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

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■映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」(問合せ先:090-3433-6644 稲塚)
上映会の予定予定・実績一覧リスト随時更新しています)  
  ①羽村市生涯学習センターゆとろぎ講座室2(東京都羽村市緑ヶ丘一丁目11番地5)
    7/5(日)14:00~開場13時30分
  ②文京区民センター3C会議室(地下鉄「春日」「後楽園」から徒歩1~5分)
   7/20(月)14:00~開場13時30分   

   ★スクリーンショット  プレリリース  ★映画のダイジェスト版(35分)の活用のお願い!

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