すべてのカネミ油症被害者救済へ(173)7月21日

 ~これから、動き出す兆しが・・・~

昨日は文京区民センターで「母と子の絆~カネミ油症の
真実」上映会が行われました。文京では9回目となります。
上映会後、およそ1時間に渡って、アフタートークができ
ました。
5月の上映会でご覧になり、7月5日に羽村上映会を主催
された方、数年前にカネミ油症の論文を母国韓国で発表した
東大大学院人文社会系課程で学ぶ方、社会・法律系出版社の
編集者の方などが感想と意見を述べ、充実した時間でした。
今後のカネミ油症被害者救済へ向け、”新たな仲間”が加わった
ように感じました。今後が楽しみです。

週末の世論調査の結果、高市政権の支持率が10ポイントほど
減少しました。私にとっては、”ようやく”か?!と思います。
昨年10月以降、”中身が判然としない期待感”に惑わされてきた
方々が、気づかれたのでがないかと思います。
「国旗掲揚法」「皇室典範改正」、何より日常生活の“疲弊”に
我慢ならなくなったと言えるのではないでしょうか?
もう、支持率が戻ることはないと、信じたいです。

今週末で特別国会が終わり、カネミ油症被害者救済へ向け、
新たな稼働エンジンを滾らせなくてはなりません。
今日は「カネミ油症 五島国際フォーラム2026」のパンフ
レットをご紹介いたします。

パンフの表はポスター(B2)ともなりますが、この五島国際
フォーラムにご賛同いただいた130名(今後も増えるはず)の
方々のお名前を掲載させていただきました。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(172)7月20日

 ~何が変えられるのか ③~

特別国会の会期が1週間延長となったが、実質22・23・24日の
3日間と言われている。
何のために延長したのかというと、自民と維新の身勝手な”野合”
のためである。
矛盾と不合理な「皇室典範改正」の余波は続いていて、これから
益々盛り上がるに違いない。
”貧困と物価高”による、日常生活の混迷について、何ら手を打つ
ことができず、言わば形而上的な施策のみが跋扈し、大切な
形而下の政策が蔑ろにされているのだ。

なぜ歴史的事実を無視して「男系」を主張するのか?
それは戦前の歴史に学べば明らかで、つまり”昭和天皇”(それ以前
の明治・大正天皇もしかり)は、軍部(軍人たちの)の”傀儡”に
過ぎなかったからである。
一例として、”満州国”設立でも証明されている。
”皇国史観”なるものがこの国に持ち込まれたのは、今から140年前の
1886年ではないかと考えられている。まさしく歴史を戻しては
いけないのだと思う。

私は恵庭事件(北海道恵庭町の酪農家兄弟が、自衛隊基地内の
”通信線”を切断し、”自衛隊法”で起訴された1962年の事件)を
描いた映画「憲法を武器として~知られざる50年目の真実」(2017)
で伝えたのは、自衛隊の持つ”陸海空軍”は、日本国憲法により
禁じられた”軍隊”であり、自衛隊は違憲である、という至極まっ
とうで、シンプルな事実であった。
しかし1867年の札幌地裁は、自衛隊の憲法判断を”回避”して
しまった。そうした、曖昧なままにして、判断を先送りすることが、
この国を”ダメ”にしてきたのである。

ここ数日矢野トヨコさん(2008年没)が生前全国を駆け回り、
国(厚生省・当時)と九州大学らが振りかざした”診断基準”に
より、分断された未認定被害者のリストを読み進めています。
1990年代に作成されたリストからすでに30年が経過しているが、
これから丹念に”追跡”してゆこうと考えています。
このブログのタイトル「すべてのカネミ油症被害者救済へ」が
基本なのだが、これからは圧倒的多数の未認定被害者救済に
向けて、軸足を移そうと考えています。

ぜひ皆さんのご支援とご協力をお願いしたいと思います。

カネミ油症被害者救済プロジェクト   稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(171)7月19日


 ~何が変えられるのか ②~

「皇室典範改正」について、男系の証しとして、しきりに
”2600年”の伝統の話が出て来る。神武天皇という、実在した
のかどうかも怪しいというか、”神話”の中の”妄想”に近い世界だ。
そもそも日本は、天照大神という女神から歴史がはじまっている
となっており、しかも明治維新の時に、”日本史”が形作られたと
いうのが、一般の見立てとされている。
つまり”根拠”がない、”根拠”に乏しい話なのである。
この一点からも、今回の「皇室典範改正」は、噴飯ものなのだ。

その妄想まみれの話を信じろとは、トンデモない事だと、
何故気づかない、何故気づかない”フリ”をするのだろう。

ところでこの「カネミ油症被害者救済プロジェクト」のfacebook
のフォロアーは312人もいらっしゃると、情報がもたらされた。
しかも65歳以上の方が60%という数字なのだが、本当なのだろうか?
でもここのところ、このHPをご覧いただいている方も着実に増えている
ことは、とても嬉しく思っています。

嬉しいと言えば、1980年代後半に2年間製作に関わった「アメリカ横断
ウルトラクイズ」が、番組開始(1977)から50年で復活すると、昨日
日本テレビから発表があった。私は放送開始の前年、アメリカ横断
(アメリカ建国200年記念)番組のスタッフとして、サンフランシスコ
からフィラデルフィアまで旅をしたのだが、その番組はウルトラクイズの
シュミレーション番組だったのである。

話をカネミ油症に戻すと、未認定被害者と面談し、救済へ向かって、
何をしてゆくのか?これこそが「カネミ油症被害者救済」の根幹、つまり
”本丸”なのである。
明日20日(祝)「母と子の絆~カネミ油症の真実」上映会が、東京・文京区民
センター3C会議室(地下鉄「春日」「後楽園」から徒歩3分)で、
午後2時から行います。ぜひお越しください。
今後何ができるのか、話しあえたらと思います。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(170)7月18日

 ~何を変えられるのか?~

特別国会が延長(7月25日まで)された。
高市政権の思うがままに、事が進んでいる。
”妥協”の産物である、委員会のやり取りも党首討論も
”不毛なすれ違い”で終始し、いらだちだけが加速する
ばかりだ。

例えば「皇室典範改正」の件では、
6月11日訪欧前の天皇が語っている。
「(皇室典範の)制度に関する事項については、私から
言及することは控えたいと思いますが、国民の幸福を
常に願い、国民と苦楽を共にすること、国民の皆さんの
理解が得られるものになることを望んでいます」と。
どうして、この言葉を引用しないのだ。高市に突きつけ
ないのだ。
戦略も戦術も未熟で、天皇も女性天皇待望論も、明らかに
することが、なぜできないのだ。

2000年頃から、次回作「幻のかくめい」の取材で、北九州市
から中間・直方・飯塚に取材に出かけてきた。そこは”麻生国”
である。病院もコンビニも学校も・・何もかも”麻生”の領域で
ある。80代半ばの麻生太郎にこの国の指針が揺らいでもいい
のか?
私たちは、今の国会議員を支持していない、と言いたい。
今からの未来に対して、責任が取れない、その場限りに
国会議員たちは、いなくなって欲しいと思うだけだ。

さて、先程厚生労働省健康・生活局の担当者に、昨日が期限の
「要請書」(10回目)の回答をいつしてくれるのか?と督促した
ところで、週明けには何らかの回答を待ちたいと思う。

前回のブログ(169)で故 矢野トヨコさんが
長年力を尽くした、カネミ油症の未認定被害者の掘り起こし
について書きましたが、今後秋からの活動、
「カネミ油症 五島国際フォーラム2026」(10月10日長崎県五島市
で開催)に向けて、矢野トヨコさんの遺志を受け継いで、十万人を
ゆうに越える(推定)被害者の掘り起こしに戦略と戦術を投下して
行こうと思います。
残すところ、2か月半となりました。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(169)7月17日

 ~一つの”運命の日”が今日だ~

この欄で数回取り上げてきた「皇室典範改正案」が今日
参議院本会議で可決されるようである。
一体国会議員は”まともな認知力”を持っているのだろうか?
なぜ国会に”戦士”は存在しないのか?日本の歴史に由々しき
禍根を残す事態に、身体を張ることもできないのか?と
悔しく思う。本会議の入り口を封鎖するなり、できないのか?
国会の表を取り囲んでいる市民の人々(おそらく60代以上が
主な世代)と連動できないのか?と思う。

先日の「三者協議」において、カネミ油症の認定被害者は、
1200人余と報告された。重篤なカネミ油症の症状に苦しむ
人々は、最低その100倍はいると推定される。
2008年に亡くなった矢野トヨコさん(私は生前のトヨコさん
には会えなかったが)のご主人の忠義さん=2023年死去 から
お話を伺っている。国=厚生労働省と九州大学が勝手に決めた
”認定基準”によってはじき出された”未認定被害者”の救済に
奔走し、1000名を越える人々の記録を残し、私たちは忠義さん
からコピーを受け取り、記録から30年以上経過した今、連絡を
取り続けている。
しかし まだ未認定被害者に辿りつけていない。

当面目指すのは、未認定被害者の方々の声を聞き、救済へ向けて
組織化することに違いない。

今日7月17日は厚生労働省健康・生活局から、10回目の「要請書」
の回答を受け取る日でもある。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(168)7月15日

  ~ここが”正念場”だぞ~

”霧の町”といえば、北海道釧路市が有名だが、
地元苫小牧市も、今の季節は”霧に包まれる”ことが多い。
今日は昼に海岸近くの広い4車線道路にさしかかると、
右折しようとしたセダンと直進するコンテナ車が衝突する
現場に遭遇した。セダンは大破し、車は生垣に乗り上げて
止まった。すぐ救急車と警察に連絡しようと、路肩に乗り
上げようとしたが、後続車がひっきりなしに通過するので、
諦めてしまった。打合せを終えて、1時間後に通りかかると、
道は事故車と道は整理されていたが、霧は深いままだった。

そして夜の便で帰京。品川駅の23時は、30度近く、蒸し暑い。

さて今日は参議院特別委員会で「皇室典範改正」が討議され、
採決し、参議院本会議に進むのだろうか?
何という国なのだろうか?
こんなことを”スケジュール”第一で決めていいのか?
私の知人や友人は、さまざまな法案を阻止しようと、国会前に
駆けつけ、野党議員の事務所に面会を求めていると聞く。

いま編集中の「幻のかくめい」は、1960年の筑豊のドキュメント
だが、三井三池闘争と60年安保闘争が重なり、毎日当時の記録
映像を見続けていると、人々の情熱と熱量は、時代を越えて
今に繋がっていると信じたい。

天皇家の兄弟は、一堂に会することは難しいのだが、頻繁に連絡を
取っているのではないかと、想像に難くない。
国会の会期末(7月17日)まで、残り3日となった今こそ、”発言”を
期待したい。
”皇族数の確保”などという”おためごかし”な理由は破棄すべきだろう。
過去の日本歴史に厳然と存在した”女性天皇”をこれから見てみたい
と思うのは、国民の60~70%ではないだろうか?

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(167)7月13日

~究極の”秘策”を示したい~

2万人を越える人々が国会周辺を包囲する状況を見ながら、
思い出すのは1960年6月の「安保改定」ではないでしょうか。
岸首相は「後楽園球場にこそ、国民がいる」というような
トンチンカンな談話を出していたらしい。
その時、私は10歳だったので、後に知ることになりました。
高市首相も同じく、”国民の声”を何も痛痒に感じないのかも
しれない。

そこで「皇室典範改正案」を粉砕するには、秘策はこうだ。
天皇陛下が明確に”意志表示”するしかないのではないだろうか。
つまり、「ちゃぶ台返し」のように、”天皇退位”を宣言する
方法があるのだと思う。
そういう状況になると、何が起こるだろうか。
まず“令和”の年号を変えなくちゃならない。現天皇の弟君が
即位することになり、早急に諸準備に取り組む必要に迫られる。
それこそ「皇室典範改正」どころではなく、国も各自治体も
もう一つの”熱い夏”を体現することになるに違いない。

私の願いは、これを機に”年号”を廃止し、西暦に統一して欲しい
ということである。年号を西暦に、西暦を年号に置換させる
苦労は並大抵なことではないからだ。

現天皇が、深く洞察し、決意したことが分かれば、国民の思い
はまとまり、“女性天皇”誕生も現実化するかもしれない。

そんなことを夢想する週末から、週明けへ向かい、
「カネミ油症 五島国際フォーラム2026」のポスターとパンフの
印刷に取り掛かることになりました。
これから2028(カネミ油症から60年)に向かって、第一歩を
踏み出したいと思います。

カネミ油症被害者救済プロジェクト   稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(166)7月11日

 ~””いい加減なこと”をやめさせなくてはいけない~

昨日7月10日、「皇室典範改正」案が衆議院を通過しました。
誠に由々しい事態を、この国は迎えたことになります。
天皇家の”長子継続”(今回の場合愛子氏)が”一方的に、
何ら正当な理由が示されないまま、”反故”にされ、新たに、
一部政治家の野望による”エセ天皇家”創設の道を開くことに
なる。こんなことがあっていいのか?と思う。

今から半世紀前、1967年3月29日。
札幌地裁は、自衛隊の憲法判断(自衛隊は憲法違反)を
せぬままに”肩すかし判決”を下した時の”衝撃”と酷似して
いるようだ。あの時私は地元北海道苫小牧東高校1年生。

明らかに陸海空軍を持つ「自衛隊」は”戦力”であり、
憲法9条のみならず、憲法の前文を含む”平和主義”に反する
ことは、幼子でも理解できる”事実”だと感じていたからだ。

「皇室典範改正」、こんなことを許してはならない。
だから参議院議員の皆さんには、真っとうに”廃案”にしてもらい
たい。ともかく国民の意思を反映させるため、時間をかけ、
議案の”悪質さ”を晒して欲しい。
それが国会議員としての残された”正義”(死語のようなものだが)
であるからだ。

先日厚生労働省の担当者に送った「要請書」(10回目)の回答は
7月17日を期限とさせていただきました。
9回目の回答は”スルー”されたが、今度こそしっかりとした回答
を待ちたいと思います。

「カネミ油症 五島国際フォーラム2026」の準備は、週明けには
ポスターとパンフの印刷が始まり、7月中には完成し、
今 配布計画を練っているところです。
そして「カネミ油症 五島資料館」(仮題)建設のためのクラウド
ファンディング開始は(8月1日予定)まもなくです。

なおこのホームページでも”募金”を求めます。
ホームページ上部の「ご支援のお願い」をご覧願います。

ゆうちょ 店番138(イチサンハチ)
     口座番号 2302351 イナヅカヒデタカ 宛です。

私たちは”小さなプロジェクト”ですが、これまでの人脈や知恵を
巡らせながら、”やりたいことをやり続けて”行きます。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

カネミ油症被害者救済プロジェクト   稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(165)7月9日

 ~「カネミ油症 五島国際フォーラム2026」準備①~

特別国会の終末近くなって、衆参両議院もバタバタしている。
辛抱して、辛抱して、妥協しないことが大事で、その”振る舞い”を
国民は見ていることを忘れないで欲しい。

まず未来に禍根を残す「皇室典範改正」案は、廃案にしなく
てはいけない。現在の上皇、天皇がそれなりに、国民に
寄り添い、平和の礎をめぐってきた”意味”を忘れない、と共に、
男女の区別なく、長子で繋ぐことが基本なのだと、素朴に
感じているからだ。

そんな折、着々と「カネミ油症 五島国際フォーラム」の準備
を進めています。
まずこの「五島国際フォーラム2026」の賛同してくださった
方々
を紹介したいと思います。現在作成中のパンフ及びポスター
にも掲載する準備中です。
さらに今回の題字を五島市富江中学校2年、橋本颯大くんに書いて
いただいたので、今日はそのお披露目をします。

昨年12月五島市で開催した「母と子の絆~カネミ油症の真実」
上映会に来られた富江中学校松尾校長先生とお目にかかり、
じかにお願いし、実現にこぎつけたところです。

何としても、この「カネミ油症 五島国際フォーラム2026」を
実りあるものにしたいと思います。

カネミ油症被害者救済プロジェクト 稲塚秀孝

すべてのカネミ油症被害者救済へ(164)7月6日

  ~上映会に参加して”元気”をもらう~

昨日は小雨模様の中、羽村上映会に参加しました。
参加者は10名、皆さん地域で社会活動されている様子の
方々です。
いつもの通り、上映後の”アフタートーク”では、レディメ
を参考に、カネミ油症事件の”現在地”について話します。
先日行われた「油症対策委員会」(6月19日)と「三者
協議」(20日)の傍聴取材の中身も丁寧に話します。

三多摩にはごみ処理場のダイオキシン問題もありますから、
PCBとかポリ塩化ビフェニールという”用語”にも反応が
ありました。

昨日から「カネミ油症 五島国際フォーラム2026」(10月
10日長崎県五島市で開催)のポスターとパンフ作成が始まり
ました。2週間程度で印刷を上げたいと思います。

さて週末の”通常国会”の行方が気にかかります。
ここからは”本当の知恵比べ”となります。
政局を読みながら、どんな手を打つべきなのか?

皆さんには厚生労働省に提出した「要請書」(10回目)を
ご覧いただきたいと思います。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

「要請書」
厚生労働省 健康・生活衛生局 食品監視安全課
堀岡伸彦 食品健康被害情報管理室長
今川 正紀 指導課長
早田 まり 指導係長
2024 年 12 月「母と子の絆~カネミ油症の真実」製作委員会・「へその緒プロジェ
クト」合同で、6 回目より「カネミ油症被害者救済プロジェクト」として、「要請書」を
お送りしてきました。今回が 10 回目となります。
本年 5 月 18 日に 9 回目の「要請書」をお送りしましたが、回答期限をすでに
1 か月過ぎておりますが、いまだ回答をいただいておりません。
そこで一部改訂して、10 回目の「要請書」をお送りします。
2026 年 7 月 17 日(金)までにご回答いただきたく、お願い申し上げます。
赤字が質問項目となります。
9 回目の「要請書」において、すべてのカネミ油症被害者救済を目的とする
『5 つの提言』をお伝えしました。
① 「カネミ油症の診断=認定基準」(現行)についてお尋ねします。
本年 6 月 20 日「第 27 回三者協議」終了後の“ぶら下がり会見”において、
「現行のダイオキシンの血中濃度 50 ピコグラムという診断基準には、
”法的根拠がない“と思うがいかがでしょうか」の問いに、
厚生労働省の担当者は「はい、法的根拠はありません」と認めました。
とするなら、何を根拠にして、現行の診断基準が生かされているのか?
明確にお答えいただきたい。

カネミ油症被害者(カネミ油を食した第一世代)は「食品衛生法」に基づき、
国(厚生労働省)及び全国の自治体の保健所で”行政として対応“をすべきと思う
が、いかがですか

カネミ油症は発生当初(昭和 43 年)「食品衛生法」に定める「食中毒」事件として
原因企業のカネミ倉庫の査察、営業停止措置が行われていたが、厚生省は間も
なく全国の各自治体に対し、”独自の基準“で対応するように、と指示(通達)を出
している。これまでの「要請書」の回答の中で、「カネミ油症は食中毒」との見解を
示していることから、「食品衛生法」の本来の”適用“に戻るべきである。
「カネミ油症」の重症被害者の“在宅検診”を実施せよ。
本年も 7 月~10 月にかけて、全国 17 か所で「カネミ油症検診」が行われる。
医療関係者と医療機材を用意されて検診される活動は、カネミ油症被害者の
症状を把握するうえで、重要な”事業”であると思う。
そこでできる場所から、検診会場に来ることができない、重症被害者の“在宅検
診”を実施していただきたい。至急準備を進めていただきたい。
「カネミ油症被害者」の「へその緒」研究の再開・推進を実施せよ。
国が「へその緒検査」機材を保有していることを明らかにしてください。
ダイオキシン類を摂取した母親からへその緒を通じて、子に毒性が移行するこ
と、父親の精子由来によっても同様であることは、これまでの数々の研究結果で
明らかとなっている。次世代の健康被害を認識している国(厚生労働省)にとっ
て、「へその緒検査」の実施と分析は、今日最も有効と考えます。
「カネミ油症被害者救済プロジェクト」では、九州大学が「へその緒検査」を 2009
年に途絶したことから、2004 年夏から秋にかけて、故 岩村定子さん(カネミ油症
認定被害者)の 3 人のお子さんのへその緒検査を民間の研究会社で行い、一般
の方より高いダイオキシン濃度の結果を得ています。今回二回目の「へその緒検
査」(4 検体)を今月から始めており、9 月半ばには結果が出る見込みです。
それは認定被害者の親子、未認定被害者の親子のケースです。
これまでも伝えていますが、本来国が行うべき「へその緒検査」を、民間が行って
いることは、実に”いびつ“なことと言わざるを得ません。
そこで 6 月 20 日「第 27 回三者協議」の終了後、厚生労働省の担当者は、
「至急機材のありかを調べてメールします」と話していましたが、いまだ連絡はあり
ません。可及的速やかにご連絡をください。
⑤ 「カネミ倉庫の医療費未払い」問題の件
8 回目「要請書」の回答(4 月 24 日)の中で、
「・・・カネミ油症患者に係る医療給付費の取扱いについては、カネミ倉庫による
国民健康法第 64 条の第三者行為に該当することから、保険者において第三者
行為に伴う損害賠償金として調定し、債権管理を行っている認識です」とあり、
上記の難しい表現を読み解くとしたら、
1) カネミ油症患者の医療給付費(自己負担分を除く残額)は、カネミ倉庫が
負担する
2) 当該自治体が公的資金(税金)で負担している医療給付費(長崎県五島市の
場合、総計 24 億円超)について、国には全く関わりがない
という理解でよろしいでしょうか?

ご回答をお願いいたします。
付記、
カネミ倉庫 加藤大明社長は、2024 年 1 月~2026 年 1 月まで、計 5 回連続で
「三者協議」を欠席しており、国・カネミ油症被害者(全国連絡会)・カネミ倉庫で
構成される「三者協議」の枠組みが維持できるのか?と危惧しておりました。
6 月 20 日の冒頭、リハビリ中の加藤社長がオンラインで「皆さんに迷惑をおかけ
したが、リハビリに務め、次回の『三者協議』には出たい、またこれまで通り、
カネミ倉庫の負担、役割を果たしたい」旨の発言がありました。
なおカネミ倉庫の経営の行く末(特に後継者の件)には、不安を感じますが、今後
の推移を見守りたいと思います。
2026 年 7 月 5 日
カネミ油症被害者救済プロジェクト
共同代表 稲塚秀孝
藤原寿和