すべてのカネミ油症被害者救済へ(209)8月28日

  ~北九州は”カネミ油症”の原点である~

昨日は「カネミ油症福岡県検診」が北九州市内で行われた。
前日の長崎県の対応と異なり、会場内へは入ることができない。
朝9時に会場前ロビーに行くと、2人の受診者のみ。
いずれも70~80代の女性。話しかけてみます。
58年前に「カネミライスオイル」を口にしており、認定被害者
でした。受付開始の9時30分には、30人以上が集まり、
用意された椅子に座りきれず、並ぶ方も・・。
長崎では、係の女性2名が、受付前から受診者に声掛けをして、
丁寧なフォーローをしていたが、北九州市ではそれがない。
それぞれの自治体の”流儀”なのだろうか?

なぜ35度を越えるこの時期に検診日が設定されるのか?
大きな疑問が会場から聞かれた。
何より、ご高齢で、歩行もままならない方がいるのに、検診時期
は酷暑の7月・8月から5月にならないのだろうか?
毎年検診の実施予算は計上されているのだから、行政の判断で変更
できそうなものである。

次回厚生労働省への「要請書」(第11回)に記載しようと思う。

およそ2時間の検診を終えて、ホッとした表情の方々に声をかける。
その中に15歳ほどの少年がいた。
「僕の身体は50歳」と叫ぶ少年は、検査の中で医師にそう言われた
ようだ。当然被害者として認められていない”非認定被害者”です。
お母さんは40代後半でしょうか?
「今度じっくりお話を聞かせて下さいね。今日はお疲れ様でした」
と。

そして午前の部の最後、86歳の女性は、2023年に亡くなった
矢野忠義さんと小倉で「カネミ倉庫」に抗議行動をされた経験を
持っていました。
矢野さんが亡くなったことを伝えると、目を見開き、
「私も体調が悪く、しばらく検診にも来られなかった・・」と。
検診の”現場”にはさまざまな被害者が来ています。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

コメントを残す