すべてのカネミ油症被害者救済へ(188)8月6日

 ~未認定被害者の実数は、一体いくらなのか~

今日8月6日は、81年前に広島に原爆投下された日である。
長年テレビ番組製作を続けてきた私が初めて、ドキュメンタリー
映画に取り組んだのは、2006年「二重被爆」でした。
広島と長崎で二度被爆した人を探し、インタビューが出来たのは、
わずか7人。あれから20年が経過した今も、取材を続けています。

被爆者は4つのカテゴリーに分かれています。
①直接被爆 ②入市被爆 ③介護、看護者 ④胎児被爆
広島の被爆翌日(8月7日)から、毎日広島から”避難列車”が一編成
(7両が基本)ずつ、西に向かい、長崎本線の終着駅の長崎駅に
到着しました。入市被爆者は、被爆から2週間以内に、両市の爆心
から2㌔の地域を通過した人なので、二重被爆に該当する人数の
概数はおおよそ”掴む”ことができます。
しかしながら、被爆後の人々の中には、自分が二度被爆したことを
認識しないまま亡くなった人、二度被爆したこと、そもそも被爆者で
あることを認めない、認めたくないまま亡くなった方々がいました。

正確な”二重被爆者”の数値を明らかにするのは難しいと思います。

そして今、カネミ油症被害者で、被害者として認められていない、
未認定の方々がどの位いらっしゃるのでしょうか?
国(厚生労働省)が一切調査し、把握しようとしていないことに
当プロジェクトは取り組み始めています。

「カネミ油症 五島国際フォーラム2026」(10月10日)には、仮の
数字とその根拠を明確にしようと考えています。
水俣病とカネミ油症の被害者に寄り添ってきた藤野 糺(ただし)
医師は、「およそ10万人に及ぶだろう。そして次々と次世代に
広がっているから、増え続けているに違いない」と話してくれ
ました。
より”実態”に近いデータを明らかにしたいと考えています。

カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

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