~ 現代の”谷川雁”を見つけたい~
「幻のかくめい~筑豊からのメッセージ」というドキュメン
タリ―映画製作を通じて、私自身が学生の頃に向き合った
”闘い”とは何だったのか、を見つめ直しているところです。
”不特定多数”の人々に伝える仕事がしたいと思っていた時、
映像製作会社の情報を教えてくれたのが、大学の「ペン
クラブ」(文芸部)の仲間(同志)だったことを思い出した。
「幻のかくめい」を見た彼が、谷川雁について書いてくれた。
タイトルは「おれは世界の何に似ればいいのか」で、
谷川雁「破船」という詩の一節である。
「映画のパンフレットを作るのだが、協力してもらえないか」
と伝えて、わずか3日で”原稿”が届いた。
石炭から石油へ移行していた1960年前後の筑豊で、炭坑夫の闘い
を指導し、果敢に「戦略・戦術」を展開したプロセスをふり返り
ながら、今の日本の、「すべてのカネミ油症被害者救済へ」
向けて、どのように”道筋”を組み立て、立ち上げ、実行するのか、
を考えるとき、「大正闘争」(大正行動隊~大正炭坑退職者同盟)
から、今だからこそ、学ぶことができるのではないかと思う。
ふと、現代の”谷川雁”を見つけたい、と妄想を掻き立ててみるが、
あれこれと探索しても見つかるはずもない。
ただ残された”記録”(出版物など)を通して、手がかりを得ること
はできるのかもしれない、と思う。
ここは”フリーランス”の強みを生かして、
”連帯を求めて 孤立を恐れず”で前へ進めようかと思っています。
カネミ油症被害者救済プロジェクト 稲塚秀孝