~〝エクフラシス”から学ぶ~
昨日は文京区民センター2A会議室で「二重被爆
国際フォーラム2026」を開催しました。
今回は1回目で、2人の講師を迎え、
1人目は東京大学博士課程の森吉蓉子さんで、
「テクノロジーで伝える、被爆と戦争」をテーマに、いま
最も注目されている情報技術による「広島・長崎 語り手
のアーカイブ」など、いくつかのプロジェクトの説明を
いただいた。広島と長崎の被爆者の情報を、被爆した位置
を立体的な地図に表すだけで、”発見と継承”に繋がる予感が
広がった。
2人目はバージニア大学メディア研究学科講師のチャド・
ディールさん。2006年に二重被爆者山口彊(つとむ)さん
を挟んで交流が始まった。最初に会ったコロンビア大学では
「二重被爆」の上映会や大学図書館でリチャード・トランブル
記者(ニューヨークタイムス)の著作日本で翻訳し、発行する
橋渡しをしていただいた。
彼が言うのは、「エクフラシス」(文学・音楽・教育である作品
を、別のメディアで詳細に表現すること)についての研究成果
である。いわゆる”インスパイヤ―”を受けて、さまざまな表現形態
が”横断的”に広がることと理解しました。
今回は、被爆直後に撮影した山端庸介氏の写真から、丸木位里・
俊夫妻の「原爆の図」から、故山口彊さんの短歌、
「くろぐろと 数限りなき 仏たち 真夜立ちあがる 原爆図
より」に繋がってゆく「エクフラシス」についての見事な考察
であった。
私たち映像製作の場においても、生かされていることに違いない。
ユーチューブ 二重被爆 国際フォーラム2026
でご覧いただけるので、ぜひ。
カネミ油症被害者救済プロジェクト 稲塚秀孝