~第27回三者協議を傍聴・取材して ②~
三者協議の傍聴・取材を終えて、20日夜に帰京しました。
大雨の天気模様が気にかかりましたが、”機材到着遅れ”で
30分の遅れで済みました。
東京の夜は小雨でした。
そして昨日は豊島区で行われた「エポック10」の企画で、
「母と子の絆~カネミ油症の真実」の上映会に参加しま
した。2か月ぶりに、大きな画面で見た86分です。
音響もよくて、カネミ油症被害者の声も聞き取りやす
かったです。
ご覧になった方から、
「・・被害者のつらい話の中で時折、海や空の映像が出て
くると、不思議なほど美しく、ホッとする、構成がうまい
と感じました。また作ってください」
「カネミ油症に限らず、被害にあったひとが認定されず、
救済されず、偏見と差別を受けるのは問題だと思いました。
どういう経緯でこのようなことが起こってしまっただけ
でも、広く認知されるといいのではないかと思いました」
「・・周りの方に、”カネミのドキュメント観たよ”と
伝えます」と。
一昨日の「三者協議」後に、”ぶら下がり会見”取材が行われ
ました。厚生労働省健康・生活衛生局の担当者にいくつか
質問をしました。

Q:今日も認定基準の50ピコグラム(血液内のPCDF=ポリ
塩化ジベンゾフラン、カネミ油症の原因物質)の話に終始
しましたが、そもそもこの認定基準には、法的根拠がなく、
母親が”毒の油”を食べ、その子や孫にカネミ油症の症状が
あれば、”カネミ油症被害者”と言えるのでは?
A:認定基準に法的根拠はありません、
とあっさり認めました。しかし
被害者の認定には、科学的な判断が必要です、とかたくな
に従来からの説明を繰り返しました。
「法的根拠がない」まま、50ピコグラムが認定基準となって
いることは、あってはならないことだと思います。
”認定基準”を廃棄すべきです。
Q:今回民間で2度目の”へその緒検査”を4検体で行います。
結果が出ましたら、国と九州大学にお伝えします。
国と九州大学油症治療研究班が、へその緒検査を途絶させ
ましたが、今も検査の機材はあると、昨年課長補佐だった
方にお聞きしましたが、確認できますか?
国でへその緒検査を行う体制があると思いますが・・・
A:私はそのような(検査機材がある)申し送りを受けて
いませんが、至急確認して、ご返事をメールいたします。
(国が「へその緒検査」を再開するかについては答えず・・)
2024年12月に「へその緒プロジェクト」と映画「母と子の絆~
カネミ油症の真実」と合同で、厚生労働省の担当者に「要請書」
を9回送り、現在9回目の回答待ちの状態です。
今回「三者協議」会場の廊下で立ち話をした際、
「『要請書』の回答を待っていますが、なお遅れるようでしたら、
10回目をお送りさせていただきます」と伝えました。
カネミ油症被害者救済への道は、まだまだかもしれませんが、
一歩ずつ近づけて行きたいと思います。
カネミ油症被害者救済プロジェクト 稲塚秀孝