~10月は”勝負の刻”にする~
映像製作は“生き物”だとつくづく感じることがある。
とりわけドキュメンタリー作品では、思うように事が
運ばないし、取材のタイミングを待つことが多い。
一昨日「幻のかくめい」試写・上映会を行い、大学時代
同じ”ペンクラブ”(いわゆる文芸部)で苦闘を共にした
友人(福岡県久留米市出身)が駆け付けてくれた。
この映画の完成を待ち望んでいた一人で、詩人として半世紀
に渡り、活躍し、昨年「歴程賞」を受賞している男なのだ。
上映後、
「稲塚、面白かったよ」と
言葉をかけてくれたことに「そうか、嬉しいよ、ありがとう」
と返すことができた。
2006年「二重被爆」から始まった映画製作も、今作が15本目。
2020年4月に福岡県中間市で撮影が始まり、出来上がるまで、
6年半が経過している。その年数にも増して苦悶したのは、
いかにして、この
「サークル村」→大正行動隊→大正鉱業退職者同盟の闘いの
人と歴史を”自分のものとして”作り上げるのか、だったに
違いない。
そして昨日は地元西日本新聞の旧知の記者の取材を受け、
10月半ばに福岡県内で5カ所の上映会があり、11月には劇場
公開が始まる。
今後は各劇場との交渉・連絡を密にすることになる。
明日は無名塾「わが町」(10月31日~11月3日能登演劇堂)の
稽古場取材を行い、いよいよ臨時国会が10月5日から始まる。
「カネミ油症 五島国際フォーラム2026」(10月10日)、
そして10月28日か29日に参議院議員会館講堂で「映画上映と
集会」を開くことになっている。
「すべてのカネミ油症被害者救済へ」の道筋をつけるのは、
この10月から始まるので、私は秘かに”勝負の刻(とき)”と
呼ぶことにしているのである。
カネミ油症被害者救済プロジェクト 稲塚秀孝