すべてのカネミ油症被害者救済へ(115)1月24日

~第29回「油症対策委員会」(福岡)に参加して~

昨日は法に基づいて年2回開かれる「油症対策委員会」(主催:九州大学
油症治療研究班)が行われました。
私は2022年頃から参加していますが、本日開催される「三者会議」と共に、
実に”特異な取材”となります。
報道関係者(新聞社、通信社、放送局など)は、各社1名のみ、会議の傍聴のみ
で撮影・録音禁止、質問などの発言禁止という、強引に”黙して語れない”状況
です。ストレスが溜まる時間となります。

そして昨日の内容は、”全く内容のない噴飯もの”でした。
2021年から開始した「カネミ油症被害者の”次世代調査”の報告」が軸になっていますが、
具体的な症状の説明はおざなりで、あえて「先天性異常は見受けられない」という
極端な指摘がありました。
また現在国(厚生労働省)が示す「診断基準」となり、”ダイオキシン類の血中濃度50
ピコグラム”へのこだわりを残しています。

カネミ倉庫製の毒の油を食した親から生まれた子や孫の重篤な症状にまともに
向き合うことはありません。
会議後の”ぶら下がり会見”には、九州大学油症治療研究班長の中原剛士さん(皮膚科教授)
が立ちました。地元新聞記者、放送局ディレクターの質問の最後に私が聞きました。
「今回(2021年から)も次世代調査の健康調査の結果報告は、従来通りでした。
今後に何を託そうとしますか?」と。
中原班長からは具体的な”構想”を聞くことはできませんでした。
国との関係において”がんじがらめ”となっている、中原班長の”苦悩の深さ”が見受けられ、
何とか”この目の前の男”を救う道はあるのだろうか?と思いました。

カネミ油症被害者救済プロジェクト   稲塚秀孝

コメントを残す