すべてのカネミ油症被害者救済へ(109)

 ~カネミ油症と水俣病と①~

 今週末、1月10日(土)~11日(日)に、熊本県水俣市で「第20回水俣病事件研究交流集会」が行われる。2年前の交流集会には、カネミ油症被害者救済プロジェクト代表の藤原寿和さんと共に、カネミ油症に関する取材を通してのアピールを行いました。

 水俣病被害者の発病は昭和30年(1955)頃からと言われていますから、カネミ油症事件(昭和43年(1968)のおよそ15年前のことと思います。同じ九州で発生した”食中毒事件”にも関わらず、国(厚生省・当時)による適切な政策対応がされないばかりか、本質の隠ぺいがされた共通点があると思います。今に至るも、二大事件の被害者団体の連携はなく、運動論としても、脆弱さを痛切に感じます。

 今回、藤原寿和さんが参加し1月10日の冒頭で発言することになりました。「カネミ油症被害者救済プロジェクト~カネミ油症事件から58年、親世代及び次世代被害者の全面恒久救済に向けて」という題で20分お話をした後、質問時間5分という流れです。2年前には、藤野糺医師や津田敏秀岡山大学教授などと知り合い、インタビューが出来たので、「母と子の絆~カネミ油症の真実」に登場いただくことができました。貴重な”出会い”があったと思います。今回もカネミ油症に関する発言は藤原さんに限られると思いますが、しっかりと水俣の地に”痕跡”を残してきてくれると期待しています。

 カネミ油症被害者救済に向けて、どのようにしてアピールしてゆくか?具体的な施策に結び付けられるか?まず月末からの”国会対応”に注力して行きたいと思います。

                    カネミ油症被害者救済プロジェクト  稲塚秀孝

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