~「五島からはじめよう」~
博多港から「太古丸」がまもなく出港する時間です。日付が変わると、12月6日(土)に「母と子の絆~カネミ油症の真実」五島上映会が行われます。
島ぐるみに配布された「カネミ油」がもたらした被害、島を離れた人が全国に散り、被害は拡大していった。そして島の中で、「カネミ油症」であるか否かを巡り、葛藤と確執が生まれることにもなったのだという。
1968年10月に”奇病”として報道された以降も、”毒の油”は回収されることがなかった、と聞いたのである。家族で、近所ぐるみで、集落で分け合って食べた”毒の油”の記憶は消えることはない。今も被害は世代間で広がっているのだ。
「五島からはじめよう」と、カネミ油症被害者救済プロジェクトの新たな活動を始めるキッカケ、端緒に今日の上映会から動き出したいと考えている。
カネミ油症被害者救済プロジェクト 稲塚秀孝