すべてのカネミ油症被害者の救済へ(75)

 昨日は80年目の”終戦の日”でした。80年目という”節目”の効果は大きく、メディアの報道も幅広く、分厚い印象があります。”報道の使命”は”継続”と”掘り起し”にあると思います。次々と新たな”世代”が現れる中で、”何度でも”伝え、さらに”新たな事実”を伝えることが必要だと思います。

 事件発生(1968年)から57年が経過した「カネミ油症事件」においても同様だと考えています。そこで”ここから始める”ことが大事だと考え、昨日から「カネミ倉庫研究プロジェクト」を始めることにしました。当初のメンバーは、信頼のおける3人でスタートしました。カネミ倉庫は今も福岡県小倉港に面して、”健在”する会社であり、1968年に発生した「カネミ油症事件」の”原因企業”であります。今も被害者(認定者)の方々に50,000円の”お見舞い金”と医療費の負担をしています。それは国の”肩代わ”ですが、所詮一民間企業ですから、”永久”にできるかどうかは確証がありません。年2回福岡で開催される「三者協議」(国=厚生労働省、農林水産省)、カネミ油症被害者全国連絡会、カネミ倉庫)において、カネミ倉庫の加藤大明社長は、”体調不良”を理由に、数回欠席しており、原因企業としての”責任”を果たしていないという事実があります。今後調査・研究を進め、秋以降に”成果”を明らかにしていきたいと思います。

 全国の医師、研究者、被害者、支援者の皆様には、ぜひどんな些細なことでも結構ですので、情報をお寄せいただきたいと思います。

                          映画監督 稲塚秀孝 090-3433-6644
            inazuka.takionjapan@gmail.com (最近 アドレスを変更しました)

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