すべてのカネミ油症被害者救済へ(53)

 ~新たな胎動を感じています~

 明日5月26日まで、約10日間、北海道苫小牧市で次回作品の編集を行っています。そして私が生まれ、育った街の”文化活動“をどのように展開するか?について、広島、京都などから集まった方々と協議してきました。

 そして今日、“新たな胎動”を感じています。 長くカネミ油症被害者に向き合っていたベテラン医師の方が、映画をご覧になって、メッセージを送ってくださったのです。

 「半世紀以前のことですから、正直言って、すっかり忘れていたことばかりでした。○○さんに連れて行ってもらって、患者さんのお宅でき取りしたことなど、思い出されます。油症の医学的なことからも遠ざかり、ビデオを見て、改めて勉強させていただきました。一人の老人病院の医者として何ができるか、全く自信はありませんが、○○さんや△△さんと共に、カネミ倉庫の前で抗議した者として、皆さんのご批判を受けたいと思います」

 声が届いたのだと思いますし、力強いメッセージと感じました。6月半ば、北九州・小倉でお目にかかりたいと思います。

     映画監督       稲塚秀孝

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