すべてのカネミ油症被害者救済へ㊲

 ~「御上先生」に学ぶ~

 昨日日曜劇場「御上先生」の最終回を見終わった。この”冬ドラマ”の中で、最も見ごたえがあったと感じている。文部官僚が一私立高校の教師になる設定はともかく、”日本の教育行政を変える“と叫ぶ若手官僚がそこにいた。

 今、19日に厚生労働省生活・衛生局の担当者からの回答を読み進める中で、厚生官僚がどのように形作られるのか?も読みの一つの”要素“と考えている。物事の捉え方、処理の仕方、可否のボーダーラインはどこにあるのか?それらを”読み解く”ことで、「へその緒プロジェクト」の戦略・戦術を導き出せるように感じている。

 思いもよらず、カネミ油症被害者岩村定子さんの死去の知らせに遭遇してしまい、”間に合わなかった“”応えられなかった“の思いが強く、今後どうしてゆくのがいいのか?正直迷っていたのだが、今日午前、岩村正勝さん(定子さんの夫)にお手紙を送ったことで、”覚悟“が固まった。「岩村定子さんの無念を胸に刻みながら、そのご霊前に報告をしたい」と思うことにしたのだ。3人のお子さんの「へその緒検査」から始まった「へその緒プロジェクト」の新たな地平に進みたいと思う。

   映画監督   稲塚秀孝

コメントを残す