すべてのカネミ油症被害者救済へ㉒


 ~北の観客は・・・~
 昨日は北海道函館市内で「母と子の絆~カネミ油症の真実」上映会を行いました。他の作品と共に、2回上映して、40名の観客の方々にご覧いただきました。70代男性のアンケートでは、「まだ、続いていたとは!原爆被災者も、水俣病も同じく、認定基準を勝手に作り、認めないことが、国の厚生行政の歴史!」と書き、かつてカネミ油症被害者支援活動を行っていたと話してくれました。

 中年以上の世代に交じって、地元函館西高校3年生の男性が1人、母親と一緒に観てくれました。まもなく卒業すると、千歳市の看護大学に通うと言います。高校でバレー部だった、185センチの寡黙な若者のこれからに期待したいと思います。

 なお今朝の熊本日日新聞には、「水俣病と重なる問題」と見出しに掲げた記事が掲載されていました。これから、水俣病とカネミ油症との”連携”を深めてゆきたいと、思います。

      映画監督     稲塚秀孝

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