すべてのカネミ油症被害者救済へ⑰

 ~今夏までの活動方針を決めた~

 カネミ油症事件発生から57年が経過。子や孫に毒性物質が移行し、さまざまな病状を抱える事実を映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」で伝えることができた。そして映画完成後の昨年10月に、岩村定子さんの3人のお子さんのへその緒から、高濃度のダイオキシン類の数値が出てきた。

 これからどのように活動を行うべきなのだろうか?今日みっちり2時間”戦略会議“を行った。明日は参議院議員会館内で、厚生労働省の担当者と対峙するために、準備を続けているところだ。今日話し合った方針を速やかに実行に移そうと思う。

 映画上映を通じて、「カネミ油症事件」とは何か?を徹底的に“炙り出したい”というのが、”基本的な考え”である。各学会へ乗り込み、”カネミ油症事件“今の状態を伝え、映画のダイジェスト版を配布し、各大学医学部、薬学部などの授業(講座)で語り合い、深め合って欲しいと考えている。

 ここからは、日々の活動から、いかに”成果“を導き出すかにかかっているのである。一つの”メルクマール“は7月と想定し、それまでに何らかの成果を得られるに違いない。

    映画監督    稲塚秀孝

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