すべてのカネミ油症被害者救済へ⑨

 ~小倉昭和館上映の2日間~

 1月18日・19日、福岡県北九州市小倉昭和館で「母と子の絆~カネミ油症の真実」上映会を行いました。80名を越える方々にご覧いただきました。

 カネミ油症事件(1968年)から57年。今も油症被害に苦しみ、子や孫の次世代にも症状が現れていて解決していないことを痛感する2日間でした。見終わってお帰りなる来場者の方々のお顔を拝見すると、明るさとか暗さではなく、”歴史と事実“をそれぞれかみしめていらっしゃる、のだと感じました。

 私も座席で2日間見ました。日によって、感じ方が違いました。これは不思議な体験でもあります。上映後のトークに、カネミ油症被害者全国連絡会 三苫哲也事務局長を迎えました。三苫さんは、カネミ油症被害者が置かれた現状を丁寧に、ユーモアを交えて話してくれました。

 25日からナゴヤキネマ・ノイで上映が行われます。
                                   映画監督  稲塚秀孝

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