すべてのカネミ油症被害者救済へ⑦

 ~カネミ油症裁判・公判記録を読む~

 1月15日から北九州市小倉で、カネミ油症裁判(昭和50年代)の公判記録を3日間に渡って読みました。原告となるカネミ油症被害者の強い思いを感じます。そして”やるせない思い“も。

 なぜ「カネミ油症事件」が起こったのか?鐘渕化学工業が製造したPCBは、米ぬか油の脱臭のために使われていましたが、それは妥当だったのだろうか?
 ライスオイルという、食品製造の現場で、毒性の化学物質のPCBを使用することに、国は”不作為”ではなかったのか?など。

 57年前に起こった「カネミ油症事件」ですが、今も被害に苦しむ皆さんの救済に向けて、今だからこそ“わかる”ことを今後とも示していきたいと思います。               
                              映画監督  稲塚秀孝

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