~国会上映会の準備のとき~
1月28日(火)午後5時から参議院議員会館講堂で「母と子の絆~カネミ油症の真実」上映と対話集会(記者懇談会)を行います。今から2か月前、かねてから連絡を取り合っていた参議院議員の方を訪ね、「国会上映会」開催の協力をお願いしたところ、間髪入れずに「やりましょう」と応えてくれました。その方は以前民間放送で報道の仕事をしていており、立教大学で「二重被爆」の上映会を開かれた際、トークゲストとして来ていただきました。今から15年位前のことです。そして・・・・
10日(金)午後、厚生労働省記者室を訪ね、国会上映会の案内とチラシを20社のボックスに”投げ込み”しました。100均で新しいクリアファイルを購入し、資料を挟み込みました。通りすぎる各社の記者の方々に「こんにちは」と声をかけますが、返事はありません。私は”業者か!“と思いましたが、気を取り直して、目的は”投げ込み”ですから・・。
そこに公共放送局の記者がやってきて、ボックスからクリアファイルを取りましたので、“ありがとう・・”と声をかけようとしたところ、その記者は「国会上映会」の案内をゴミ箱に捨てたのです。しかも真新しいクリアファイルは手に持ったまま、ご自分のブースに戻りました。私はゴミ箱から、資料を拾い上げ、部屋を出ました。報道の一隅にいる私にとって、”心痛む、悲しい場面”でした。
映画監督 稲塚秀孝