~北九州上映で、”新たな楔(くさび)“を~
お待たせいたしました。ようやく、ようやく福岡県北九州市の劇場「小倉昭和館」での上映のメドが立ちました。年明け1月18日(土)~19日(日)の”特別”上映です。
小倉の港付近に「カネミ倉庫」が現存します。今から56年前、「カネミ油症事件」を起こした原因企業の「カネミ倉庫」です。そして今は販売元の名前を変えて、“ライスオイル”を製造しています。私はこうした”現実“を理解できません。そして小倉を始め、北九州市には大勢の被害者が生活しているのです。
この町で「母と子の絆~カネミ油症の真実」を上映しなくてはなりません。昨日「小倉昭和館」の館主と直談判して、決めました。本来なら最低1週間は上映したいのですが、気が変わらないうちに決めようと思いました。1月18日・19日、私は上映後の舞台挨拶に立ちます。
小倉昭和館では、過去「NORIN TEN」「仲代達矢 役者を生きる」「役者として生きる~無名塾第31期生の4人」の3作を上映していただきました。ただ地元の市場の火事により、今年復活したばかりです。この映画の普及のため、劇場支援(おこがましいのですが)のためにも、1スクリーン・134席を満席にしなくてはなりません。
10月から北九州市黒崎駅前のスペースで、5回自主上映会が行われました。主催したのは北九州市立大学教員の原田和明さんです。早速昨晩小倉で”戦略会議”を開きました。北九州映画サークル、北九州市民劇場始め、上映会でご覧いただいたみなさんの力をお借りして、告知活動をお願いしました。メディアの皆さんにも、お力を借ります。「カネミ油症事件」の”聖地“小倉での上映を成功させたいと思います。
映画監督 稲塚秀孝