~北九州は”グラウンド・ゼロ“か?!~
昨日夕方、長崎から高速バスで3時間半、北九州市小倉に入り、メディアの取材を受け、地元の小倉昭和館を訪ねた。地元の大きな市場の火災に巻き込まれた歴史ある映画館で、これまで数本の作品を上映していただいた。上映に向けて、館主は悩まれている。小倉駅の北、港に面して「カネミ倉庫」が現存している。1968年「カネミ油症事件」の原因企業だ。そして北九州市内には、数多くのカネミ油症被害者が生活されている。
北九州市黒崎で数回開かれた「上映を兼ねた勉強会」に参加した女性は、小倉昭和館の常連の客で、先日館主に尋ねたのだという。
「カネミの映画を上映しないのですか?」と。
北九州市(小倉)は、カネミ油症事件にとって、加害者と被害者が”混在“する街、カオス(混迷)の街である。私は圧倒的な”熱量“を持って、劇場が上映するためのサポートを創り出さないといけない、そう思って昨晩小倉を一旦離れる事にしました。
映画監督 稲塚秀孝
(注)グラウンドゼロ:爆心地