~カネミ油症事件の”グラウンドゼロ“から~
福岡県北九州市黒崎の小さな会議室に9名の方が集まり、今日午後2時から「母と子の絆~カネミ油症の真実」上映会が行われました。
上映後に、会場とオンラインでつなぎ、小一時間ほど、会場の方々とお話ができました。主催してくださったのは、原田和明(北九州市立大学)さんで、映画にもご協力いただいた方です。
北九州市小倉には、カネミ油症事件の原因企業、カネミ倉庫が現存しており、被害者の方々も多くいて、かつては抗議行動を展開していました。原田さんは、「ここ北九州はカネミ油症事件の「“グラウンドゼロ“だ」と呼んでいます。加害者も被害者も半世紀に渡って闘い、生き続ける場所です。
次回の追加上映会は10月10日(木)19時からです。10月10日は朝日新西部本社版の片隅で「奇病発生?」と記事掲載(1968年)され、カネミ油症事件が発覚した日。56年が経過した、この日を「母と子の絆~カネミ油症の真実」の上映日にしています。私は北海道苫小牧から会場の皆さんとお話しすることになります。
こうしてオンラインで映画をご覧になった皆さんと、上映後の交流を図る試みを広げてゆきたいと思います。
映画監督 稲塚秀孝