「カネミ油症」上映通信⑫

 ~9月26日 摂南大学薬学部上映会①~

 9月26日(木)摂南大学薬学部1回生の上映会を行った。若い世代の声を聴きたい、の願いをかなえて下さった大学関係者の皆さんに感謝を申し上げます。

 再び30度を超す日の午後、上映会場は3号館1階の大講義室に、200名を越える学生の皆さんが集合。
上映に際してお願いした映画の感想用紙は、212通に及んだ。

 カネミ油症事件が起こったのは、1968年(昭和43年)。18歳~の学生にとっては、祖父の時代の話に違いない。どのようにこの映画を観てくれたのか?今後丹念に感想用紙を読み進めてみたいと思う。

 日本中に薬学部があるのは、81大学。国立14、公立6,私立61校に上る。一方医学部は82大学。国立42、公立8,私立31、それに防衛医大が加わる。

 カネミ油症事件は、カネミライスオイルに毒性物質ダイオキシン類が混入した化学物質が原因となる
特異な事件だが、国民にとって「食の安心、安全」に関わるもので、ぜひ学生の皆さんに知っていただきたい、と短い挨拶をさせていただいて、映画上映が始まった。

    映画監督 稲塚秀孝

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