「カネミ油症」上映通信⑪

 ~東京先行上映会~
 9月20日(金)平日の午後、東京・文京区民センター
で東京先行上映会を開催。70名を超える方々にご覧いただいた。
 福岡・西日本新聞の顔なじみの記者は、8月から東京勤務に
なったそうだ。カネミ油症被害者の多くは、福岡県、長崎県に
おられるので、長崎新聞とともに、両紙はこれまでも、これからも
発信をし続けてくれるに違いない
 86分の上映後、映画製作委員会を代表して「今後の展開案」の
説明をさせていただいた。近日中にこのHPにアップしていただく
ので、ぜひ見ていただきたいと思う。
 これまで「ドキュメンタリーは告発である」とキャッチフレーズを
掲げてきていましたが、この映画では「ドキュメンタリーは社会活動
である」
と加わった。なぜならカネミ油症被害者の救済は全くと言って
いいほど進んでいないからである。
あえて、映画のエンディングで言葉を加えた。
この映画をご覧いただいたみなさんに考えてほしい、と。
 9月29日には福岡県北九州市黒崎で、小さな上映会が始まる。
私はオンラインでメッセージを送ることにしている。
とにかく、「どこまでも行くんだ」と同世代の詩人の一節のように、
前へ、前へ進みたいと思う。
       映画監督   稲塚秀孝

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