~編集前半戦から後半戦へ~
7月7日から博多市内で始めている「カネミ油症」映画の
編集は前半戦を終え、およそ4時間の“固まり”となっている。
今日7月18日から21日は、一年前から決まっている
第6回「ナガサキ映画と朗読プロジェクト」(7月21日・22日
長崎原爆資料館ホール)に取り組む。昨日の長崎新聞には、
例年通り寄稿させていただいた。
「被爆体験の継承」を主要テーマに掲げ、故 山口彊さん(二重被爆者)
の「人間の世界に核はいらない」がキャッチでもある。
一旦頭と身体は、映画と朗読プロジェクトに切り替えるが、常に
「カネミ油症」編集後半戦に向けて、映画の構成を考え続ける
予定だ。
ようやく九州も「梅雨明け」となる中、五島列島の実景映像(ドローン)を
地元の皆さんにお願いし、力を借りる手はずが整った。
来週前半には、過去の映像とともに、映画のディテールを詰めて行く作業に
取り組む。
基本は、「なぜ、いまカネミ油症なのか?」
既にカネミ油症事件から56年が経過した今、問い直す日本最大の食中毒事件の
実相に迫りたい。
映画監督 稲塚秀孝