~編集の“相棒”は最初の観客~
7月7日から始まった博多での編集も、五島取材をはさんで
第6日目の朝を迎えた。
今日からいよいよ「ペタペタ」が始まる。
「ペタペタ」とは、編集の項目を書いた紙を白板などの並べ、
編集の流れを作って行くプロセスで、これから際限もなく、
貼ったり、外したり、入れ替えしたりしながら、構成を
形作って行くことになる。



そしてすでに編集担当者とは、編集を進めるうえでの”用語“や”進行“に
ついて、すり合わせが済み、彼には「最初の観客」として、感想や意見を
聞きながら進めて行くことになる。
「母と子の絆・・」というタイトル(一年前に決めているのだが・・)
の意味は、カネミ油症被害者で、母親でもある5人の女性たちの生活と
証言から感じ取ってもらっている。
今日から17日までの4日間で、ほぼ3時間まで絞って行きたい。
映画監督 稲塚秀孝