「へその緒プロジェクト」通信㊺

 ~自主上映会を開きましょう~

 昨日(6月4日)、名古屋にてカネミ油症被害者の方のお話を取材しました。
私と同じ昭和25年生まれの女性です。17歳の時、カネミ油を家族5人で口にしています。
長崎県は海が素敵です。海の恵みの魚を天ぷらにするのは基本だったと言います。
23歳の時から5人のお子さんを産み、最初の3人は毎年生まれました。

 カネミ油症の症状は、長女に激しく現れました。後年「同居家族認定」で
カネミ被害者になったのは、本人だけ。毎年国の一斉検診を受けても、お子さんたちは
未認定のまま、です。後日長女のYさんとのへその緒をお預かりし、民間調査会社に
持ち込みます。サクサクと明るい語り口ですが、ふと辛かった過去を思い出して、
涙されていました。

 「母と子の絆~カネミ油症の真実」は全国の劇場で10月から順次公開しますが、
自主上映会も開始します。かつて2011年に「チェルノブイリハート」を配給した時は、
全国250か所で上映会を開催できました。新聞記事を見た各地の主婦の方から携帯電話に
連絡が来ました。「上映会を開くのは初めてですが、上映会までの進め方を教えて
ください。お友達に連絡します」という内容でした。

 次回、自主上映会の案内を掲載いたします。
                        映画監督   稲塚秀孝

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