「へその緒プロジェクト」通信㉑

 さらに、「へその緒」の役割と大切さを問う

 2月24日東京新聞「こちら特報部」に「へその緒プロジェクト」の
ことが掲載されました。(pdf記事⇒こちら

 見出しには カネミ油症(黒の”ザブトン“)「認定の壁」に一石 と
頼みの綱は「へその緒」 置き去りになる2世、3世 とありました。
今更ながら、新聞社編集部、整理部の力量に唸りました。
まさしく、”その通り”です。

 カネミ油症の認定者は約2000人、推定被害者は数万人います。
なぜ同じ毒の油を口にしたのに、またその母親から「へその緒」を通じて、
子に毒が移行しているのに、認定、未認定に分けられるのか?
心から“不条理”、そして日本における”棄民“の現状に怒りを覚えます。
確かに、頼みの綱は「へその緒」です。

 これから映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」の製作と共に
「へその緒プロジェクト」の推進に邁進してまいります。

 いま、ご協力いただける医師、研究者、ジャーナリストの方々などと
緊密な連絡を取り続けています。さらに熱量を増やしつつ、「ロードマップ」
の実現を目指します。今後ともよろしくお願いいたします。

    映画監督  稲塚秀孝

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