【カネミ油症の被害の実態を後世に伝えなければいけない】

 カネミ油症被害者である下田さん親子にインタビューさせていただきました。
  母・下田順子さん、娘・下田恵さん

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母・下田順子さん

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 私たちは、自然界にはない物質によって、多大な影響を親から子へ、子から孫へ世代を超えて影響を受けているものと思われます。
 小学校での生活が始まってまもなく、倦怠感、頭痛、腹痛、多量の鼻血などの症状が現れました。ひどいいじめにも遭いました。生きていくことに絶望し命を絶とうと思ったことも何度もあります。
 しかし今、ここに私が生きているのはこの被害の実態と、どのように私たちがこのPCBダイオキシン被害と向き合ってきたかを後世に伝えなければいけない。その思いで私は生きることを決意して今に至っています。
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娘・下田恵さん
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 高校生のときに初めてカネミ油症という言葉を知りました。母から聞いたカネミ油症の症状とこれまで自分に出た症状が同じであることに衝撃を受けました。
 カネミ油症を知らない方々が多くいます。知らなければ理解をすることもできません。
カネミ油症を知らない世代に伝えていくこと、社会からカネミ油症を変えていくこと。そして、差別と偏見をなくして、皆さんが笑顔で暮らしていくことができる社会にしていきたいと思っています。
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 下田順子さん、恵さんご協力をいただきありがとうございました。半世紀以上たっても続くカネミ油症事件の真相を伝え、被害者救済の道をつくるため映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」の製作を進めています。ぜひともご支援をいただけますと幸いです。
 https://congrant.com/project/yusho2024/9712
・目標金額:1,000万円
・期間:2023/12/20〜2024/02/29

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