昨日(12月28日)に「カネミ油症被害者全国連絡会」事務局長の三苫哲也さんのコメントを
発信いたしましたが、三苫さんとは3年前から取材を通じて交流を重ねてきました。
今回「へその緒プロジェクト」を始めるにあたり、福岡地区の被害者の母親の方々に「へその緒」
の提供を呼び掛け、1月12日に行う全国連絡会の検討会の場で、全国の皆さんに呼び掛けて下さい
ます。とてもありがたいです。三苫さんは母親から「へその緒」を通して、ダイオキシン類の毒性
を受け継ぎ、少年のころは脆弱で、時には強い下痢症状におそわれた経験をお持ちです。
東京で教科書の出版社勤務の後、福岡に戻り、病院で医療従事者の支援の仕事を続けています。
実は三苫さんが勤めていた出版社には、二重被爆した故 山口彊さんを教科書に掲載していただい
ている”縁”がありました。
1月12日(金)午前、福岡市役所議会棟の部屋で、「へその緒プロジェクト」の記者懇談会が開か
れます。カネミ油症被害者の母と子を繋ぐ「へその緒」は今回の映画の最大の訴求ポイントです。
皆さま、ぜひ年明けからの展開にご注目下さい。
映画監督 稲塚秀孝