第7回高砂集会

 本日13:30から、第7回高砂集会【PCB(ダイオキシン)の健康被害は世代を超えた~カネミ油症の責任を負うべきは誰 か?~カネカの社会的責任を問う】が高砂、東京、福岡、長崎(本土)、五島会場を繋いでリアル参加とオンライン参加のハイブリッド集会が開催されました。

 私は『PCB廃棄物処理事業とカネカの責任』の演題で5分でしたが、カネカ高砂工業所に保管されているPCB高濃度廃棄物と低濃度廃棄物の処理状況について報告を行ないました。

 低濃度廃棄物の処理期限は2027年3月31日までで、高砂工業所内には457トンがまだ保管されていますが、高濃度廃棄物については、今年中にJESCO(中間貯蔵・環境安全事業株式会社)大阪と北九州に搬送が完了し、高砂工業所内には保管量がゼロとなりました。

 しかし、このPCB廃棄物の処理をめぐっては、以下のような問題点があることを指摘しておきました。
・PCB製造者の責任を問う法律がない⇒製造者のカネカは基金への拠出のみ
・PCB廃棄物処理特措法はPCB廃棄物の実を対象⇒高砂PCB盛立地をはじめPCB汚染土壌は対象外
・PCB廃棄物処理特措法はPCB廃棄物保有者のみを対象・PCB処理の過程で事故や漏洩を発生
・PCB処理の遅れ⇒大型トランスや安定器など処理困難な廃棄物処理の遅れ(カネカ等)


                                     (藤原寿和)

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