~北の観客は・・・~
昨日は北海道函館市内で「母と子の絆~カネミ油症の真実」上映会を行いました。他の作品と共に、2回上映して、40名の観客の方々にご覧いただきました。70代男性のアンケートでは、「まだ、続いていたとは!原爆被災者も、水俣病も同じく、認定基準を勝手に作り、認めないことが、国の厚生行政の歴史!」と書き、かつてカネミ油症被害者支援活動を行っていたと話してくれました。
中年以上の世代に交じって、地元函館西高校3年生の男性が1人、母親と一緒に観てくれました。まもなく卒業すると、千歳市の看護大学に通うと言います。高校でバレー部だった、185センチの寡黙な若者のこれからに期待したいと思います。
なお今朝の熊本日日新聞には、「水俣病と重なる問題」と見出しに掲げた記事が掲載されていました。これから、水俣病とカネミ油症との”連携”を深めてゆきたいと、思います。
映画監督 稲塚秀孝
すべてのカネミ油症被害者救済へ㉑
~全国へ伝える~
映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」を製作したキッカケは、カネミ油症被害者の実態を全国に伝える、という事でした。劇場公開、各地の上映会と共に、高校・大学での講義での活用も本格的に始まっています。カネミ油症事件を知る60代以上のみならず、若い世代にも伝えたいと考えています。
一昨日、共同通信から全国47紙他の媒体に記事配信がありました。現在下記の新聞に記事掲載が行われました。
共同通信(2月13日配信)記事掲載の新聞社名(順不同)
茨城新聞、中国新聞、長崎新聞、中日新聞、福島新聞、岩手新聞、
北日本新聞、大分合同新聞、神戸新聞、福島民友新聞、高知新聞、
山陰中央日報、新潟日報、東京新聞、日本経済新聞、デイリースポーツ、
下野新聞、佐賀新聞、西日本新聞、奈良新聞、日本海新聞、
河北新報、沖縄タイムス、北海道新聞、日本経済新聞 (2月14日現在)
記事の骨子は、長崎県五島市奈留に住む、岩村定子さんの3人のお子さんのへその緒のダイオキシン類の数値が、通常より高いことが明らかになった。抑制気味に、しかししっかり伝えて下さったことに感謝です。今後様々な角度からの記事アプローチを期待しています。
映画監督 稲塚秀孝
新聞記事(北海道新聞)(2/14)
全国の医学系・薬学系大学で指導されるみなさまへ

新聞記事(西日本新聞)(2/11)
すべてのカネミ油症被害者救済へ⑳
~全国の医学生・薬学生に伝えたい~
映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」が昨年8月20日に完成して、9月長崎県五島市奈留、福江、福岡市で試写会を行った。劇場公開は10月12日から始まったが、その前に摂南大学(大阪府)薬学部1年生220人に観てもらうことになった。女性が7割、18歳から20歳まで、上映後にアンケート用紙を集めてみると、「カネミ油症事件」を知らなかった、初めて映画で見た、と答えたのは、90%を越えていた。
続いて12月に群馬大学医学部1年生200人が「医系の人間学」という名の講義の中で見てくれた。やはりここでも90%を越えていた。その後京都教育大学、大阪市内の高校から依頼があり、まもなく学生たちがダイジェスト版(35分)を見てくれる。
【参照を!】全国の医学系・薬学系大学で指導されるみなさまへ
昨日久しぶりに昭和大学小児科学講座の加藤光広先生を訪ねた。最初に会ったのは、2007年、山形大学小児科でAADC欠損症の子ども2人を診察する時だった。生まれながらドーパミンやセロトニンを持っていない兄と妹は、首が座らず、母親がすりつぶした食事を流し込んでいました。ご家族の日常と医師や特別支援学校の生活を7年間撮影し、ついに食事は口からではなく“胃ろう”を通すことになっていた。
2015年、自治医科大学で行われた“遺伝子治療”(脳に2か所穴を開け、そこから遺伝子を流し込む)が行われ、自力で車椅子を操作して、食事を口から食べるまでに改善したのだった。ずっと子供たちを診察し、見守って来た加藤医師は今、日本小児神経学会の理事長を務めている。18年前に山形で会った時と同じように、至極“まともで”“患者と向き合う“のままである。
本題は全国の小児神経医が個人的に患者の症状を持ち寄って検討する”蔵王セミナー“が2月下旬にかみの山温泉で開かれ、加藤先生がダイジェストDVDを使う講義の希望を取ってくれることになったのである。全国に80か所強の医学部、薬学部がある。すべての大学で講義の中で、ダイジェスト版を視聴し、話し合うキッカケになることを願っている。
映画監督 稲塚秀孝
桑原亘之介氏のブログ記事(2/8)
すべてのカネミ油症被害者救済へ⑲
~第7回東京・文京上映会から~
昨日(2月8日)東京・文京区民センター3C会議室にて「母と子の絆~カネミ油症の真実」上映会を行った。今回は文京区民センターでは7回目となる。ご覧いただいた方々は200名を越えた。
上映後のトークでは、主に「へその緒プロジェクト」の経緯と経過についてお話しした。来場者の中に、東京都の環境衛生事業に関わっていた女性も参加され、80代後半に見受けられた、その方は、当時の研究の中で、”カネミ油症に関わることはなかった“と語られた。その通りなのだと思う。PCB、ダイオキシン類について、研究が行われたのは、1990年代なにかも知れない。この映画が、「カネミ油症事件」の掘り起こしをして、知らない人々、知らなかった世代に投げかけているところと言える。
週明けからは、環境ホルモンや小児神経に関する学会幹部の方々に資料を届け、全国の医師、研究者、そして医学部、薬学部の学生に届け、とお願いすることにしている。
一方、東京・文京上映会は、3月2日、4月12日、5月まで続ける事を決めている。来週は、雪の降り積もる北海道函館上映会が待っている。映画の“全国行脚“は、まだ始まったばかりだ。
映画監督 稲塚秀孝
すべてのカネミ油症被害者救済へ⑱
~厚生労働省担当者との面談~
昨日参議院議員杉尾秀哉議員事務所において、厚生労働省健康生活局総務課、カネミ油症担当の九十九課長補佐と課員2名の方々と面談させていただいた。既に1月30日に再「要請書」、翌31日に9項目の”追加質問書“を送付済みでした。幾つかポイントとなる点をお伝えしたい。
1.「へその緒」について。母体から胎盤を通じてダイオキシン類の毒性物質が移行していることは明らかとする”見解”を持っている。と答えた。
2..映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」の中で、2013年頃に岩村定子さんの長男・満広さんのへその緒を検査した梶原淳睦氏は、「当時の最新鋭の検査機材は既に廃棄していて、へその緒の再調査はできない」と言っていたが、現在も測定は可能と答えた。つまり、国として「へその緒検査」ができる体制は取れるという事が明らかになった。
3.カネミ油症は本来「食中毒」にもかかわらず、九州大学「油症研究班」が、報道から4日後の1968年10月14日にいち早く立ち上がり、保健所の役割を逸脱して、”診断基準“を定めた経緯に国が関わっているのではないかという問いに対し、厚生省(当時)から九大に対し、”通知“が出されていることが分かり、その”通知書”を明らかにするように杉尾議員と共に要請した。
面談は約1時間で、改めて録音素材を検証して、リポートにまとめると共に、今後の担当者の対応や”回答“の内容を吟味して、面談を継続させたいと考えています。
映画監督 稲塚秀孝
すべてのカネミ油症被害者救済へ⑰
~今夏までの活動方針を決めた~
カネミ油症事件発生から57年が経過。子や孫に毒性物質が移行し、さまざまな病状を抱える事実を映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」で伝えることができた。そして映画完成後の昨年10月に、岩村定子さんの3人のお子さんのへその緒から、高濃度のダイオキシン類の数値が出てきた。
これからどのように活動を行うべきなのだろうか?今日みっちり2時間”戦略会議“を行った。明日は参議院議員会館内で、厚生労働省の担当者と対峙するために、準備を続けているところだ。今日話し合った方針を速やかに実行に移そうと思う。
映画上映を通じて、「カネミ油症事件」とは何か?を徹底的に“炙り出したい”というのが、”基本的な考え”である。各学会へ乗り込み、”カネミ油症事件“今の状態を伝え、映画のダイジェスト版を配布し、各大学医学部、薬学部などの授業(講座)で語り合い、深め合って欲しいと考えている。
ここからは、日々の活動から、いかに”成果“を導き出すかにかかっているのである。一つの”メルクマール“は7月と想定し、それまでに何らかの成果を得られるに違いない。
映画監督 稲塚秀孝

