1968 年(昭和 43 年)、カネミ倉庫(北九州市小倉)が製造した食用米ぬか油に混入した、
PCB(ポリ塩化ビフェニール)によって、日本最大の食中毒事件が引き起こされた。
PCB の加熱によりダイオキシン類(PCDF)が生成され、身体に異変が生じた。
皮膚疾患(巨大なおでき)、内臓疾患、強い倦怠感、高熱など・・・。
「カネミ油症事件」発生から 55 年(2023 年)、今では 1 世から子、孫、ひ孫へ と
世代を越えて、被害の連鎖が続いている。
なぜカネミ油症がおき、どのように身体に影響を及ぼしたのか?
事件の本質を明らかにし、日本国内だけでなく、今を生きる世界の人々に伝え、訴える。
◆患者・家族の証言
福岡・長崎・広島など西日本を中心に全国に広がる「カネミ油症」被害者の証言を聴く。
◆原因を究明
なぜ「カネミ油症」が起きたのか?当時の報道資料を基に、映像の再現シーンで描く。
◆「カネミ油症事件」発生後の歴史的検証
原因加害企業(カネミ倉庫)と製造者企業(カネカ)の責任、国による救済、被害者への補償、
「油症治療班」(九州大学)がどのように関わってきたのか?について、50 年余が経過した今
だからこそ分かる“真実”を伝えたい。
そして、「カネミ油症事件」は、日本のみの食品公害として捉えるのではなく、地球上に
暮らす人々の共通の問題であることを新たな視点で捉える。
「母と子の絆~カネミ油症の真実」製作委員会
代表者:稲塚秀孝
副代表(事務局長):藤原寿和
ドキュメンタリー映画『母と子の絆~カネミ油症の真実』
の製作に向けて
母から子へダイオキシン類の毒性が流れたことの実証こそ、この映画を通じて皆さんに
知ってほしい最大のポイントであり、被害者の認定制度という欺瞞を抜本的に糾すことに
つながります。この点こそが、本映画の”社会的意味”であると確信しています。
半世紀以上たっても続くカネミ油症事件の真相を伝えるため、映画「母と子の絆~
カネミ油症の真実」の製作・上映活動にご支援をお願いいたします。
★2024年秋 全国公開⇒各地で「上映委員会」
「キャラバン隊」を編成し、全国展開(上映と講演の集い)を行なっています。
(全文はこちらをクリック願います⇒製作に向けて)